DevRelで大事な情報発信方法

DevRelで大事な情報発信方法

DevRelは「正しい情報を、必要としている開発者に、正しく伝える」のが大事です。この中の一つでも間違っていると、大きな問題や損害につながります。

  • “間違った” 情報を、必要としている開発者に、正しく伝える
  • 正しい情報を、“必要としていない” 開発者に、正しく伝える
  • 正しい情報を、必要としている開発者に、“間違って” 伝える

いずれも駄目なことは分かってもらえるでしょう。

では、どうやって「正しい情報を、必要としている開発者に、正しく伝える」を実現するかが課題になります。

正しい情報とは

正しい情報とは、正確な情報と言い換えることもできます。一般的に、正しさは以下のようにあるべきです。

  1. 公式サイトからの発信
  2. 公式サイトのブログ
  3. 公式ソーシャルアカウントの発信
  4. 第三者のブログ
  5. 第三者のソーシャル
  6. Q&Aサイト

Q&Aサイトを最下位にしたのは、最初の情報(質問)は総じて間違っているからです。それに対して、善意の第三者が答えを提供することで正しい情報になります。質問をそのまま放置すると、間違った情報が伝搬することになりかねないので注意が必要です。

公式ブログが2番目になっているのは、多くのブログ記事には消費期限があるからです。SDKがバージョンアップしたり、前提条件になる市場状況が変わることで、当時は正しかった情報も自然と間違ったり、劣化する可能性があります。定期的に見直しをかけるのがベストですが、多くのブログではそうした手間はかけられません。そのため「1年前の情報です」といった注意書きを出すことで、リスクヘッジを取っているのが一般的です。

ソーシャルサービスでの発信は、正しさよりも速報性だったり、見た目重視のインパクトが優先されるケースがあります。そのため、正しさという意味においては若干劣化せざるを得ません。特にTwitterでは文字数制限もあり、意図した通りに伝えきれない場合も多いでしょう。そういった点は加味しつつも、ソーシャルメディアでの間違った発信は炎上リスクにもつながるので注意しましょう。

第三者(コミュニティメンバー、利用者など)による発信は、公正な視点で書かれているだろうという安心感を読み手にもたらします。そのため、公式情報が「良い製品です」と発信するよりも、第三者が「良い製品です」と言った方が信頼が得られやすいのも事実です。とはいえ、内部的な処理を知らなかったり、仕様を完全に把握されていない中で書かれる記事の中には、間違った前提に立った記事だったり、誤認があるのも事実です。そうした記事に対しては丁寧なアプローチをしないと、威圧的に感じられたり、相手を萎縮させています可能性があります。良好な関係性を築くためにも、温和なアプローチを心がけましょう。

必要としている開発者とは

必要としている開発者とは、まさにあなたの情報を必要としている人たちに他なりません。情報の種類によって、まだあなたのプロダクトを知らない人たちであったり、すでに知っている(使っている)人たちだったりします。そうした前提知識の違いによって、情報の届け方は分かれるでしょう。

自分たちのプロダクトを知らない人たちとは、言い換えれば想定ユーザーのことです。想定ユーザーの方たちに対して情報が届くからこそ、使ってみようと考えてもらえるのです。そのためにはある程度のフィルタリングを行い、自分たちが情報を届けたいと思っている開発者に絞り込む必要があります。

フィルタリングとはいわば属性になります。例えば以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • プログラマー / エンジニア / リードエンジニア / マネージャー
  • プログラミング言語
  • データベースの種類
  • ハードウェアの種類
  • 企業規模
  • 企業ステージ
  • 経験年数
  • デスクトップ/Web/モバイル
  • フロントエンド・バックエンド

こうした属性によって、開発者の働き方や情報収集方法は異なります。そのため、最適なチャンネルを選ばなければなりません。

正しく伝えるとは

最後、正しく伝えるというのは、2つの側面があります。

理解してもらえる形で伝える

情報の正確性を求めるあまり、文章が冗長的になってしまったり、読みづらいものになってしまうのは悪手です。情報は単に正確に伝えるのではなく、相手に理解してもらえる形で届けなければなりません。BtoBになると、つい堅苦しい文章を使いたくなりますが、それによって理解できない文章になってしまったら元も子もありません。

そして、人には認知しやすい情報形態が存在します。これは画一的ではなく、人によって異なります。テキストが分かりやすい人、人が説明する方が分かりやすい人、動画が良い人など様々です。小説の方が情景が思い浮かんで良いという人もいれば、マンガの方が分かりやすい人もいるでしょう。そのため、1つの情報であっても色々なフォーマットで届けることが肝要です。

DevRelとして正しく伝える

もう1つはDevRelとしての側面です。マーケティングの中には恐怖を煽ったり、数字を拡大解釈したり、相手をだまそうとするかのような手口を利用することがあります。そうした悪い手口は、瞬間的な目標は達成できるかも知れません。しかし、開発者(顧客)との中長期的な関係性を築くのには不向きです。騙されたと感じた開発者は、二度とあなたの製品を使おうとしないでしょう。

そうした相手に対しての誠実さもDevRelにとっては大事な観点です。できないことはできないと認めて、その上で開発者からのフィードバック(機能要望など)を新機能開発に活かせば良いだけです。良いフィードバックが得られるのは、あなたと開発者の間に良い関係性が築けているからこそです。

まとめ

今回はDevRelにとって大事な「正しい情報を、必要としている開発者に、正しく伝える」について解説しました。闇雲に情報発信するのではなく、常に今回紹介した観点をベースに伝えてみてください。

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