数ヶ月前にSlackなどで発表はしていながら、告知もリリース文も書いていないのですが…。この機会に発表したいと思います。DevRelのキャラクターを作成しました。名前はDevくん、Relちゃんです。安直ですが、お見知りおきください。
そもそも、なぜこのキャラクター達を作ったのか。それはこのコロナ禍の状況において、自然とコミュニティ活動全体がトーンダウンしているように見えたからです。オンラインイベントはオフラインのそれに比べて刺激が少なく感じられ、最初こそ大勢の人たちが集まったオンラインイベントも、結局のところ「合わない」人たちも大勢いたかと思います。半年くらい経って、結局オフラインの時と変わらないくらいの人数になってきています。3月くらいの人たちはどこにいってしまったのか…たぶんオンラインで参加できるから、とりあえずなんでも参加したという感じかなと思っています。
そんな訳で一瞬のバブル状態だった訳ですが、刺激が減ることによる熱量低下は大きな問題になります。そこで刺激物として投入したかったのがこのキャラクターになります。
こういった擬人化キャラクターはクラウドベンダーでよく行われています。奔りがどこだったかは記憶していませんが、Microsoftのクラウディアであったり、さくらインターネットの桜葉愛、クラスメソッドのめそ子など、キャラクターは多数存在します。しかし、これらはすべて女性キャラクターです。開発者界隈の男性比率が高いこともあり、そうした人たちに対するアプローチなのが見え見えなのがどうも気になりました。
DevRel界隈では著名な女性スピーカーも大勢います。また、個人的にはDevRel界隈においては性差を持ち込むのは厳禁と考えています。女性、男性を問わず、その人の技量で活躍できるのがDevRelの良いところでしょう。そういった事情もあり、男女のキャラクターで作成を依頼しました。
また、年齢的なところも考えました。DevRelにおいてはある程度の技術的、社会人としての経験が必要になります。新入社員1年目の方がエバンジェリストになっても、解決できる問題の幅は狭いでしょう。もちろん技術力だけであれば小学校くらいからオープンソース開発に関わっているという人もいますが、それは特殊な事例です。深い技術的知見と、これまでの経験がないと適切なアドバイス、サポートもできず、信頼を構築するのは難しいと思います。そのため、キャラクターは若々しさではなく、20代後半くらいのイメージで作ってもらっています。
各キャラクターのプロフィールは次のようになっています。
ここまでキャラクターを見せていれば分かる方もいると思いますが、デザインは湊川あいさんに依頼しました。こちらの期待する通りのキャラクターに仕上げてくれています。このDevくん、Relちゃんをベースに、何人かの絵師の方に依頼して派生版を描いてもらっています。
LINEスタンプもあります(まだ販売していません…)。
その内3Dモデルとか作ってみたいですね。
Devくん、RelちゃんはDevRelに関するところであれば自由に使ってもらって構いません。スライドに紛れ込ませたり、配信などで出してもOKです。DevRelに関するところなので当たり前ですが、公共良俗に反する使い方はしないでください。個人的にはDevRel Meetup in Tokyoであったり、DevRel/Asia 2020の道案内などで活躍してもらっています。まだまだ使い方を模索中で、皆さんにもぜひ使ってみてもらいたいです。
後、12月4日(この記事を書いている当日)から予約を開始した一冊で分かる!オンラインイベントのはじめかたでは表紙にDevくん、Relちゃんが描かれています。こちらの表紙も湊川あいさんの手によるものです。
その内、マンガなどにも登場することでしょう。ステッカーも作りたい。
こんな感じでDevくん、Relちゃんの誕生秘話は以上です。DevRel Meetup in Tokyoはなんだかんだで5年くらい続いていますが、まだまだ浸透段階にあります。コロナ禍で消沈している暇などありません。どんどん盛り上げていきましょう!
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