DevRelの一環として技術ブログを立ち上げるサービス、企業が多いですが、それに伴う様々な課題を聞きます。この記事ではそれらの課題と、その解決策について解説します。
業務時間の中で書く時間を確保しましょう、としか言いようがありません。書いてくれないというのは簡単ですが、現場で開発業務にあたっている開発者は寝食を削って(?)開発にあたっています。もしブログ記事を書くのに週4時間必要なのだとしたら、金曜日の午後は開発ではなく執筆作業にあたるといったルール決めが必要です。
執筆作業が増えたのに開発のタスク量が減っていないのであれば意味がありません。これまで週40時間あたれていた開発作業に36時間しか適用できなくなりますので、見積もりは全体的に10%増しになります。4ヶ月(18週)であたれていた開発プロジェクトは、4.4ヶ月(約20週)になると考えなければなりません。
自分の常識は他人の非常識という言葉があります。自分たちの社内では当たり前な情報であっても、別な人たちにとっては新鮮で役立つ情報だったというのはよくあることです。万一役に立たなかったとしても発信して損はないはずです。
そもそもそんなすごいネタを持っている人は多くありません。平凡な情報であっても見方を変えたり、一緒に利用する技術が異なるから魅力的になるのです。そんな開発者業界にインパクトを与えることなど考えず、身の丈にあったコンテンツをさくっと書くようにしましょう。
Qiitaでいいでしょう。ただしQiitaは規約上、コンテンツの利用権がQiitaにも与えられます。その点を企業として問題がなければQiitaに書けば十分です。
完璧を求めすぎる開発者は調査する時間がやたらと長い傾向があります。間違った記事を書くのは論外ですが、費用対効果を考えなければなりません。長大な小説を書くわけではありませんので、無限のリソースを費やしていいわけではありません。
この点においては、その人の性格による部分が大きいと考えています。調査ばかりでなかなか筆が進まないタイプはブログ執筆には向いていないでしょう。
ブログに何を求めるかによります。もしユーザ登録に繋げたいならば、ブログを経由したユーザ登録数を追いかけるべきでしょう。SDKのダウンロードであれば、ダウンロード数を測定します。
ブログは定期的に投稿されていないと効果的ではありません。それはSEO的にもブランディング的にもです。もしあなたが気になる会社やサービスがあったとして、その技術ブログが3年前から更新されていないとしたらどう感じるでしょうか。サービスの継続性、安全性に対して疑問を感じてしまうことでしょう。
ブログを毎日更新しろとはいいませんが、定期的に更新できる体制(計画)が整ってからはじめるべきでしょう。新鮮なネタでないなら、ある程度書きためてから徐々に出していくこともできます。初月に頑張って10記事投稿するよりも、1ヶ月に4記事(週1記事ずつ)定期的に更新する方がお勧めです。
MOONGIFTではDevRelのアウトソーシングを提供しています。ブログを執筆する書き手もネタもない…そんな課題を抱えている方はぜひお問い合わせください。
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