DevRelに関するお悩みを解決する「DevRel Q&A」が出版されます

DevRelに関するお悩みを解決する「DevRel Q&A」が出版されます

DevRelをはじめると、様々な疑問が沸いてきます。DevRelでは何が正解であるか定義されている訳ではないので、自分たちが行っている施策が正解であるのか否か、結果を見てみないと判断できません。また、その時の最善解であって、完璧に問題ないかと言われるとそうでもないでしょう。もっと良いやり方があったのではないか、視点を変えた方が良かったのかも…と迷いが生じることでしょう。

そんな悩みを解決できるかも知れない、という目的で書いた書籍がDevRelお悩み解決室になります。技術書典で販売した同人誌ですが、これをベースに商業出版されることになりました。タイトルもDevRel Q&Aと改めてNext Publishingさんから出版されます!

DevRel Q&Aが生まれた背景

元々のきっかけは一つのツイートでした。

広報業務に携わる方々の、現場の悩みを集めてQ&A形式で答えていくのが現場の担当者2500人からナマで聞いた 広報のお悩み相談室になります。広報もDevRelと同じく正解が明示されている訳ではなく、創意工夫やトライアンドエラーが行われているのかも知れません。それだけに自分のやり方が正しいのかどうか、客観的に判断したいと考えるのでしょう。

このツイートを見て、すぐにDevRel Meetup内のSlackでDevRelに関するQ&A本を書くプロジェクトがはじまりました。

良い答えは良い質問から

良いQ&Aコンテンツを生み出すのは、まず良い質問が必要です。Quoraのコミュニティでも良く話されるのが「いかに良い質問」をしてもらうかです。良い質問があれば、答えてくれる人達はたくさんいます。開発者であればTeratailやStack overflowを見ても分かるでしょう。質問してくれる人達がいなければQ&Aコンテンツは成り立ちません。

そこでまずコミュニティ内で質問を集めることにしました。普段感じている疑問や困りごとについてリストアップしてもらえるよう、コミュニティメンバーにお願いしました。その結果、70を超える質問が集まりました。

執筆開始

今回のDevRel Q&AはDevRel Meetupのメンバーが執筆者です。集まった70以上の質問に対して、一人40程度をマックスとして回答への参加を決めてもらいました。その中には答えやすいものもあれば、答えづらいものもあります。特定のバックグラウンドがなければ答えられないだろうというマニアックなものもありました。質問する人の企業規模、サービス規模によって求める答えは変わってきます。ですが、回答者もまたバックグラウンドが異なるので、自分の経験を踏まえた回答となっています。複数ある回答の中には、自分の置かれている状況とマッチしたものがきっとあるはずです。

技術書典での出版

前身となるDevRelお悩み解決室は、技術書典7にて販売をしました。技術書ではないということもあって、売れ行きはあまり良くはありませんでした。しかしその後、DevRel MeetupやDevRel/Communityで継続的に販売を行っています。

商業出版への道

DevRelお悩み解決室を印刷後、Next Publishingの山城さんにお声がけいただき、体裁を整えてDevRel Q&Aとして出版されることになりました。表紙はわかばちゃんシリーズで知られる湊川あいさんの作です。印象ががらっと変わってきますね。

DevRelでお悩みの方へ

もしDevRelをはじめようと思いつつ、何から手を付けて良いかも分からないというのであれば、DevRel/Beginnersへの参加をお勧めします。この記事を書いている時点では、次回が11月29日となっています。DevRel/BeginnersはDevRelの基本的な考え方と、戦略の立て方について学べる会となっています。

DevRel Meetup in Tokyo - connpass

そして自分でDevRelを進めてみて、分からないことや疑問が沸いた時にはDevRel Q&Aを手に取ってみてください!

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