前回のドキュメントに続いて主な施策、ブログです。ブログは様々な使い方が考えられます。
中でも特にオススメなのが「まとめ記事」です。サービスの想定利用者層に合わせたまとめ記事を書くと、読者にとっても役立ちますし、検索エンジンからも長い間上位に掲載されるようになります。まとめ記事は後々役立つ可能性が高いのではてなブックマークなどへの追加率も高くなります。
そのため、自社サービスに合わせて、どういった人たちに読んで欲しいかを計算し、そういった人たちが欲しいであろう記事を作らなければなりません。また、単にまとめればいいという訳ではなく、読者にとって役立つという視点を意識しなければならないでしょう。
技術的なTips記事は、ドキュメントに掲載するほどでもないちょっとしたテクニックであったり、1年後には廃れている可能性がある内容にぴったりです。また、ドキュメントに載せてしまうと今後定期的に見直しやメンテンスを行わなければなりませんが、ブログの場合は時間とともに役立たなくなる可能性があっても許される文化があります。
ブログはドキュメントに比べると速報性が求められます。かといってニュース記事はあまりオススメしません。一時のPV稼ぎには使えるかも知れませんが、数ヶ月間定期的にアクセスしてもらう記事にはならないので、累積PVを考えた上で成長に寄与しないからです。ニュース記事を取り上げるようになると、常にニュース記事ばかり追加しなければならず、それも数日後にはアクセスが来なくなるものになってしまいます。そうではなく、あくまでも読者の視点で、彼らにとって今後も役立つと記事を提供していくのが重要です。
また、ブログは定期的に更新し続ける必要があります。サービスの開始直後はテンションが高いので1ヶ月に10記事書いたとしても、半年後に2ヶ月に1回程度しか書かなくなるのは問題です。見ている側として、ブログの更新されないサービスというのは中の人たちのやる気も失われているのだと感じてしまいます。週1本であろうと、常にネタを探して定期的に更新するようにしましょう。
なお、ブログの記事はテキストオンリーよりも写真があるのが好まれます。YouTube動画を埋め込むこともできますが、検索エンジンにインデックスされる訳ではありませんので検索流入においては役立ちません。また、よほど面白い動画でなければ再生されることは多くありません。
さらにブログネタは内輪ネタは避ける方がいいでしょう。徐々にネタに詰まってくると中のメンバー紹介であったり、内部の仕組みなどを紹介するようになるのですが、他人から見て興味深いコンテンツとは言えません。コンテンツは役立つかどうかが大事であって、暇つぶしにならないようにしましょう。
今はフィードなどを使って定期購読を増やす時代ではなくなっています。そのため、ブログを更新したらソーシャルアカウントに流したり、メールマガジンを使って配信するなど他のメディアを使って水平展開しなければなりません。それを何度も繰り返すことによって、徐々に固定客が付いてくれるようになるでしょう。
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