これまでに挙げてきた施策は次の通りです。
今回はメールマガジンについてです。メールは日々膨大な量を受け取っているわけで、メールを受け取りたくないという人は多そうですが、まだまだ根強い人気があります。理由としては次のようになるでしょう。
ここ数年のスパムフィルタの発展が、ちょっとしたスパムであれば安易に了承を得られるという点もあるかと思います。もちろん、内容が意味のないメールでは自分たちの送ったメールもスパムとして判定されてしまうので注意が必要です。
日本でもようやくHTMLメールが増えてきており、他のメッセージング方法に比べてリッチな情報伝達が可能になっています。HTMLメールが出た当初に嫌われた理由としてはセキュリティがありましたが、最近ではほとんど問題視されることはありません。次に問題だったのがガラケーですが、もう気にするほどのシェアはなくなっています。スマートフォンなどもデフォルトでHTMLメール表示に対応していますので、今後新しいシステムを作る際にはテキストメールと同時にHTMLメールにも対応するのがオススメです。
メール以外の情報伝達が手段としてはプッシュ通知がありますが、DevRelにおける問題点として、サービス開発側はアプリを作っていないことが多いということです。アプリを作るためのサービスは作っていますが、そのサービス自体はアプリを必要としていません。そうなると開発者にアプローチする方法としてプッシュ通知は妥当ではありません。
メールマガジンの役割としては、それ単体で完結するのではなくブログやニュースなどのお知らせのサマリーを掲載するのが基本です。そしてクリックを誘導し、サイトに訪問してもらうのが大事です。そのためにはメールマガジンに掲載できるくらい情報を日々数多く発信していなければなりません。サービスの拡充を含め、アクティブな活動をしているからこそ、メールマガジンが作れるのです。
多くのメールマガジンには 担当者がつき、キャラクターが備わる傾向があります。Twitterに似ているかもしれません。ちょっとした日常の会話からはじまったり、文調が全体的にそのキャラクターに統一されているものが多くの見受けられます。もしそうした施策を考えるならばサービスの雰囲気と含めて考えるべきでしょう。エンタープライズ系のサービスで20代女性を想定したメールマガジンというのは合わないかもしれません(逆におっさんホイホイになる可能性もあります)。
メールマガジンの配信頻度は定期的であることがまず優先されます。そのためあまり数多く出すのではなく、まず1ヶ月に一回であったり、隔週などスケジューリングを決めて配信を行うようにしましょう。配信頻度を固定化するため、システム的に自動配信することもできますが、定型のメールが続くと飽きられますので注意してください。
メールマガジンの長さはなるべく短く簡潔であるのが望ましいです。長いメールほど訴えたい部分がぼやける傾向があります。また、HTMLメールであれば画像とその説明くらいにとどめておくのが良いでしょう。また、各リンクは必ずトラッキング可能なものとし、効果測定を定期的に行っていく必要があります。
メールにてDevRelに関するニュース、アップデートをお送りします。
Contact is below.