何か新しいサービスを立ち上げた時、それがDevRelを開始する最もいいとタイミングと言えます。開発者の熱量も高く、自分たちで勉強会を組んだり、利用者とコミュニケーションを図ろうと思うはずです。しかし問題はこうした活動が3ヶ月程度で意気消沈してしまうことです。
問題として、まず新機能の開発が常に続くはずもなく、勉強会を2、3回行ったところでネタがなくなってしまうことです。そのため勉強会は自社を中心ではなく、周辺技術を中心に据えるのがいいでしょう。そうすれば新しく出てくるサービスや技術に注目した勉強会が開催できます。
次に数値化です。勉強会などはコストがかかるものです。その結果を正しく会社に対してアピールできなければ、継続する価値なしと判断されてしまいます。そのためにはアンケートを取ったり、新規ユーザ登録がどれくらい増えたかを追ったりする必要があります。なお、単にアカウント数だけを追いかけると勉強会などはなどを通じて行うよりももっと効率的な方法はあるでしょう。次は質の問題になります。
最後にヒューマンリソースです。ローンチ直後は開発者自身が中心になってイベントを開催できます。しかし数ヶ月経てば、そんな余裕もなくなり新規プロジェクトや改善を行っていく必要が出てくるでしょう。そうなると、イベントを行ったり、ブログを書いたりする余裕もなくなっていきます。その結果として、外部から見てサービスの熱量が下がっているように感じてしまうのです。
それを防ぐためには最初を情熱だけでやらないことです。計算した上で、自分たちの許容量の範囲で行うようにしましょう。また、最初の段階から活動を設計し、他の誰でも同じようにできるフローを組んでおくようにしましょう。最初は物足りないと感じるかもしれませんが、頑張りすぎて燃え尽きてしまうのに比べれば何倍もましです。大事なのは継続性と考えましょう。
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