DevRelの3Cというキーワードがあります。これは2014年に当時SendGrid(現AWS)のブランドンさんが考えたものです。
The 3 C’s of Developer Relations - SendGrid
3CとはすなわちCommunityとCode、そしてContentになります。
当時からエバンジェリスト(アドボケイト)の存在がなくてやきもきしていたのですが、組み立て直してみました。
DevRelの4Cは以下の通り定義します。
内容は次の通りです。
DevRelは開発者をターゲットにしているとあって、コードは肝です。コンテンツの一部とも言えますが、大事な要素なので別途切り出しています。
コードとしては例えば以下のようなものが考えられます。
いわゆるコンテンツです。これは非常に幅が広いです。発信するための内容はほぼすべて該当するでしょう。
エバンジェリストやアドボケイトです。ここはあえて説明は不要でしょう。DevRelは人同士のコミュニケーションが要になりますので、人の存在は欠かせないでしょう。
Conductorはオフィシャル(社員など)や外部(MVPやチャンピオンなど)が考えられます。また、役職名は企業によって異なるのでソリューションアーキテクトなども含まれます。LINE社ではカルチャーエバンジェリストという役職もあります。役職名はこれではないと駄目、という訳ではないのでご注意ください。
元々の3CではCommunityですが、4Cではコミュニケーションとしています。なぜなら相互コミュニケーションを行うのはコミュニティだけではないからです。もちろんコミュニティは最重要な要素です!
コミュニケーションの肝は送受信でしょう。発信はコンテンツ、受信機能が備わったらコミュニケーションに含めるべきでしょう。ブログのコメント欄は…よほどでない限りはコンテンツで良いように思います。原理主義的にならない方が良いかなと。
MOONGIFTではDevRelをはじめるにあたって「DevRelのABCDE」という用語を挙げています。
これはMOONGIFTが営業する際に使っているものなので(つまり会社で対応できる範囲として)、ビジネス用途です。純粋なDevRelとして使えるのは4Cになるかと思います。
DevRelは「外部の開発者との相互コミュニケーションを通じて、自社や自社製品と開発者との継続的かつ良好な関係性を築くためのマーケティング手法」です。4Cはこのコンセプトを実現するための要素になります。ぜひDevRelを実践する際にはこの4Cを重視して計画してください!
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