コンテンツマーケティングと聞くと何を思い浮かべるでしょうか。多くの場合、ブログやメディアに掲載されるテキストコンテンツになるかと思います。他にも動画であったり、写真、ポッドキャスティング、スライド、マンガなども立派なコンテンツです。
この記事ではDevRelにおけるコンテンツマーケティングのメリットについて解説します。
コンテンツマーケティングのメリットは低コストで圧倒的に大きな層にアプローチできることです。オンライン上にコンテンツを掲載する場合、広くあまねく多くの人たちにリーチできます。
また、そのコンテンツを工夫することで異なるファネルの人たちに対するアプローチが可能です。下の図はDevRelで有名なAAARRRPモデルです。一般的なファネル分析におけるAARRRモデルに最初の認知度(Awereness)と最後の製品(Product)を追加したモデルです。
まだ自分たちのサービスを知らない層に対してコンテンツマーケティングは特に有効です。オフラインのセミナーなどで自分たちのサービスを紹介したところで、その一割の人たちですらWebサイトに訪れてくれないでしょう。100名に話したとして10人です。それに対してコンテンツマーケティングですでに相手がオンラインだった場合、そのままWebサイトにたどり着いてくれる可能性は飛躍的に高くなります。
問題はその際のコンテンツですが、自分たちのサービスを知らない人たちにいくらサービスの優位性をアピールしても刺さりません。まず市場全体の話であったり最新の事例、トレンド、関連技術の全般的な話などでこちらに振り向いてもらう必要があります。インフォグラフィックスも少し前に流行ったコンテンツマーケティングの一つです。
ドキュメントやチュートリアルを充実させることでアクティブ率を高めたり、利用開始までに至る率を改善できます。ブログなどでも使い方のTips、使いこなしテクニックなどを提供できます。さらにドキュメントに載せるほどではないコードであったり、コミュニティベースのライブラリの紹介と使い方を解説したりできます。
ブログはドキュメントに比べるとライトで、トライするコンテンツが掲載しやすいというメリットがあります。さらにブログではなく、YouTubeなどの動画を利用する方法もお勧めです。
イベントの開催レポートを掲載したり、今後のイベント開催予定を載せたりするのも良いでしょう。イベントで作ったスライドを共有サイトに掲載したり、イベントの様子を撮影してアーカイブするのもお勧めです。オフラインイベントは準備や開催に大きな工数がかかります。そのため、コンテンツをあらゆる面で再利用しなければ効果的とは言えません。
AAARRRPモデルの最後、製品を開発するに至った人たちに話を聞いて、事例インタビュー化しましょう。これは一般的に公式サイトの事例一覧であったり、チラシなどに利用されます。これらは特に大手において採用の後ろ盾になります。もちろん開発者にとっては公式サイトに掲載してもらうことでプレゼンスの向上が見込めます。
大手においては事例インタビュー化することを前提とした値引きも行われたりします。大手の場合、事例化されることによるメリットが見いだせないために拒否されることも多いので、あらかじめ事例化によるメリットを考えておく方が良いでしょう。
最後にDevRelにおけるコンテンツの定義についてです。例えば以下のようなものが考えられます。プログラミングコードはDevRelの4Cにおいては別な項目「Code」として抜き出していますのでコンテンツからは省いています。
コンテンツマーケティングは低コストで広いターゲットにアプローチできるマーケティング手段になります。特にサービス開始したてでファンがいない場合、予算がない場合に有効です。
MOONGIFTでは開発者向けに幅広いコンテンツマーケティングをサポートしています。コンテンツマーケティングを検討されている方はぜひお問い合わせください。
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