DevRelCon London 2017へ参加しました

DevRelを語る上で欠かせないカンファレンスがDevRelConです。今、グローバルでは以下のDevRel関係のカンファレンスがあります。

  • DevRelCon
    2015年から。これまで4カ国、6回開催
  • DevRel Summit
    2016年から。シアトルのみ。これまで2回開催。
  • Developer Relations Conference
    2005年から。これまで13回開催(!)。
  • DevXCon
    2017年から。サンフランシスコにて開催。これまで1回開催。

DevRelCon と DevXCon は兄弟のようなものです。2018年はDevRelConとDevXConを連続開催するという話もあります。

以上の内容からも分かる通り、DevRelConはDevRel向けのカンファレンスとしては割合歴史が長く、繰り返し開催されているものになります。個人的には皆勤賞となっており、DevRelCon London 2015からずっと参加しています。

DevRelCon Tokyo 2017についてはMOONGIFT並びにDevRel Meetup Tokyoで主催しました。そちらについてはDevRelCon Tokyo 2017を主催しました - MOONGIFT編集後記をご覧ください。

宿泊

これまでは大英博物館近くの部屋をAirbnbで借りていたのですが、行き帰りを考えるとヒースロー空港から出ているヒースローエクスプレスを使ってパディントン駅まで移動するのがとても楽なので、パディントン駅の近くに宿を取りました。ただ、このパディントン駅や近くのキングスクロス駅は大きな駅で、周辺道路や地下鉄が非常に混みます。その結果、カンファレンスに遅刻する事態になってしまいました。来年はまた元の場所にしようと思っています。

会場について

DevRelCon London 2017は去年と同じBarbican Centreという会場で行われました。個人的には赤の間として覚えが高いところです(ライトがなぜか赤く、どのプレゼンを撮影しても赤くなってしまいました)。ロンドンの東側にあるカンファレンスセンターになります。パディントン駅からは若干距離があります。

https://twitter.com/jennydove/status/938456246268694528

カンファレンスセンターなのですが、構造が非常に分かりづらく、去年も参加しているにも関わらず受付に行くのに苦戦しました。また、カンファレンス自体は3、4階を使って実施されました。3階で受付と食事、セッションは4階の二つの部屋で行われました。なお、今年は部屋は赤くなかったです。去年は3階の同じ場所にある部屋だったのですが、たまたまだったのかも知れません。

https://twitter.com/myfear/status/938334417902239744

運営メンバーについて

DevRelConの主催はHoopyという会社ですが、こちらは全部で3名となっています。これに合わせてボランティアで5名、撮影スタッフとクローク担当者が4名となっていました。全部で12、3名くらいでしょうか。食べ物や飲み物を配るのは外部の会社に任せていたようです。

https://twitter.com/myfear/status/938334417902239744

GitHubラウンジ

今年から新しく登場したのがGitHubラウンジです。今後、ロンドンとサンフランシスコそして東京(!)のDevReolConは「PRESENTED BY GitHub」という文言が追加されます。彼らは特別スポンサーになり、カンファレンス時に一区画をGitHub向けに提供することになっています。それがこのGitHubラウンジになります。

https://twitter.com/ithain/status/938329705832427522

ソファーやクッションなどを提供し、彼らが自由に過ごせる場所を提供するというものです。東京ではせっかくなので、無印良品のクッションを用意しようと考えています。

LT

今回、IBMの萩野さんと私はLT枠で登壇する機会を得ました。萩野さんは昨年のDevRelCon London 2016でも登壇していますので2年連続です!私はDevRelCon Beijing 2017で登壇して、DevRelConとしては2回目の登壇になります。

https://twitter.com/uveavanto/status/938364698503843841

今回、セッションの部屋にスポンサーの名前がついていました。メインルームはGitHub、もう一つの部屋がnexmoです。萩野さんがGitHub、私がnexmoの部屋でLTをしました。同じ時間帯にセッションをもったので、お互いの話は聞けていません…。

内容としてはエラーメッセージの話をごく短くまとめて話しました。詳細はそちらのブログ記事をご覧ください。なお、エラーメッセージが出続けてすべて嫌になった時の表現にちゃぶ台返しのAAを使いましたが、海外の方にはFlipping tableとして知られているそうです。元ネタとしてはSlack Developer Meetupで井村さんがちゃぶ台返しボットの話をしていたので、使っても伝わるかなと思って利用した次第です。その国独特な表現を使うのは問題がある時もあるので注意したいですね。

Squareのトリスタン

Squareのエヴァンジェリスト、トリスタンはサンフランシスコ、東京そしてロンドンと3回の登壇となりました。ハットトリックといっていましたが、まさにその通りですね。内容としてはStackoverflowの活用法についてでしたが、この内容はぜひTeratailに反映して欲しいとものでした。Stackoverflow日本語版は芳しくない状態が続いていますが、機能だけを見ればDevRel的には使いたいものが揃っています。

StackoverflowのQ&Aをそのまま放置してしまうと古い間違った情報がさも正しいかのように残り続けてしまいます。そのため、質問を定期的に見直してアップデートするのが重要とのことです。また、質問自体を読みやすく修正したり、質問に対して素早く対応する必要があるとのことです。質問への対応時間はとても早く、JavaScriptについて言えば、15分以内での回答が殆どになっています。

Hoopyのクリスティアーノ

クリスティアーノはDevRelをコンサルティングしており、元々Work Bettaという屋号で活動していたのですが、Hoopyにジョインしました。そのクリスティアーノからはドキュメントサイトの精査をライブで行うというものでした。ターゲットにされたのはSendGridで、実はクリスティアーノの後のセッションがSendGridの人だったりしました。

https://twitter.com/goofmint/status/938374485111173120

彼が判断する基準が3つあって、まずユーザ登録せずに体験できるかどうかです。ここで良い体験を提供できるかどうかで登録しようとするかどうか決まってきます。SendGridではcurlやRubyなどで実行できるコマンドを表示していますが、これを実行すると不正なトークンというエラーが出ます。ダミーのトークンが使われているためなのですが、エラーが出てしまうのは減点とのことです。

次にユーザ登録の流れで、項目が少なければ少ない方がベストであるとしています。SendGridでは、従業員数や登録者のロールやSendGridをどう使うか…といったマーケティング目的の入力項目が非常に多いのが減点でした。確かに多数の入力があったりすると気持ちが萎えてしまいますよね。

何とか登録が終わり、次はGetting Startedをすぐに試せる必要があります。この流れはSendGridは優れており、取得したトークンがあらかじめドキュメントにも反映されており、それを使うことで簡単に試すことができます。実際メールも送信されました(SendGridはメール送信のAPIを提供しています)。

プレパーティーとアフターパーティー

今回はスポンサーおよびスピーカー向けにプレパーティーが催されました。東京では全参加者を対象に行いましたが、他の地域では基本的にこの形式です。また、同日時で一般参加者向けのミートアップも開催されました。こちらも参加したかったので、スピーカー向けのプレパーティーを途中で抜け出してミートアップ側にも参加しました。プレパーティーは飲み物は主催者持ちで、ミートアップはC&D(キャッシュ&デリバリー)になっています。

アフターパーティーは近くのレストランで行われました。こちらは全参加者が対象で、みんな好き好きに飲んでいました。

https://twitter.com/LauritaApplez/status/938518897107587073


DevRelCon London 2017は三回目の開催ということもあり、形ができあがってきた感があります。また、ロンドンの各サービスがちょうどマッチしており、良い雰囲気に仕上がっています。DevRelConはカンファレンスなのですが、参加者同士の仲が良く(なんだかんだ言って、年に3〜4回合っているので)ミートアップ的な雰囲気もあります。

今回は主催のマシューとクリスティアーノには日本のウィスキー(伊達)をお土産として持っていきました。

また、抹茶味のキットカットを配るという指命があり、そちらも無事達成できました。

私が皆勤賞であったり、萩野さんが2年連続ロンドンで登壇したり、さらに東京でも開催していることもあってDevRelという文脈の中で日本が語られることが多くなっています。実際、市場で見てもUS、ロンドンに続いて東京は3番目に大きな都市になっています。DevRelの広がりが日本のテック業界にも良い影響を及ぼしてくれることを願わずにはいられません。

次回は2018年4月、DevRelCon 上海 2018が開催されます。私はまず間違いなく参加するでしょう。中国の開発者人口はすさまじく、このカンファレンスも史上最大になると予想されています。DevRelや中国市場に興味がある方はぜひ参加してみてください!