イベントは大きければ大きいほど、運営側としては満足度や達成感があるでしょう。一度のイベントで200人集めました、300人集めましたと言えば、一堂に会した時のインパクトも大きく、見栄えも良いはずです。しかし、それが必ずしも良いことかと言われると、そうでもありません。開発者コミュニティで大事なのは、人数よりも熱量です。人数と熱量は相対的なもので、人数が多くなければなるほど、熱量の高い人たちと低い人たちが混ざり込んでいきます。
イベントは幾つかの分類が可能です。まず自社イベントがあります。有名なところではBuildであったりde:code、AWS Summitなどがあります。もちろん、そこまで大規模でなくとも構いません。また、自社サービス名を冠しながらも、ユーザ主導の場合もあります。例えばJAWS DAYSであったり、Backlog Worldなどが有名です。
DevRelはDeveloper Relationsの略であり、それはPublic Relationsの開発者版であると説明をしています。ではこのパブリックリレーションズとは何なのでしょうか。パブリックリレーションズは日本語で言うと広報になります。広報と言うと、自分たちのことを発信するのがメインの仕事であると捉えられがちですが、パブリックリレーションズは広報に加えて広聴の役割もあります。その意味では広報だけでは片手オチになります。
DevRelを「開発者向け製品、サービスを広めるためのマーケティング手法」として見てしまうと、そういったサービスを作っていないと使えないものだと思ってしまいます。しかし、DevRelは開発者との良好かつ継続的な繋がり(リレーション)を形成するものなので、もっと活用できる幅が大きい取り組みです。
DevRelはマーケティングの一環ですが、その性質はかなり開発者寄りです。他の職種の人たちであれば問題ない行為であっても、対開発者では許されないことが多々あります。その虎の尾とも言うべき部分を理解せずに行ってしまった結果、開発者の失望を招いたという話も良く聞きます。
コミュニティがどんどん大きくなっていくということは、はじめて参加する人たちが多いということです。オフラインイベントを行う場合、その参加人数はイベント会場のキャパシティに左右されます。例えば50名までしか入れない会場に80名が集まったら、確実に立ち見や床に座る人たちが出てしまいます。それが許される雰囲気であれば良いですが、床が汚かったら座るのは躊躇しますよね。
DevRelはビジネスの一環として行われるものです。そのため、限られたリソースを十二分に活用して成果を出さなければなりません。何にフォーカスして、何を行うのか決めなければ、何となく試してしまったり、投資したコストに対する結果も測定できないでしょう。
ブログ記事をはじめとした、コンテンツマーケティングをはじめたいと思う企業は多いのですが、すぐにははじめられない事情が幾つもあるものです。今回はコンテンツマーケティングにおいて良くある課題について紹介します。これからはじめようと思っている方々は、同じ轍を踏まないようあらかじめ解決してから臨みましょう。
開発者向けのサービスを立ち上げた、サービスサイトも作った、ドキュメントもある程度用意した…さぁDevRelをはじめよう!しかし何から手を付けて良いか分からないという話はよく聞きます。コミュニティを作るのか、エバンジェリスト・アドボケイトを雇用するのか、ノベルティを作るのか。どれからトライすれば良いでしょうか。
技術書を書きたい人のための同人イベント、技術書典6にDevRel Meetup in Tokyoとして参加しました。技術書典5に続いて、2回目の参加です。ここでは振り返りとしてまとめてみたいと思います。
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